音楽家エピソード、ブラームス♪2
- 2015年10月28日 (水)
今日は天理教室で幼児~高校生までのピアノレッスン♪
今日もみんな元気いっぱいピアノをenjoyしてくれました(^o^)v♪
さてさて・・・音楽家エピソード、ブラームス続編を今日は書きたいと思います(^^♪
尊敬する師シューマンの恩に今こそ報いる時と・・・
ブラームスはシューマン宅に起居し、クララの相談相手になり、彼女が演奏旅行に出かけた時は、
子ども達の面倒を見ては留守番をし、夜はせっせとクララに手紙を書きました。
その手紙の呼びかけがブラームスの心の変化を良く表しています。
「尊敬する奥様へ・・・」が「最も大切な友へ・・・」に変わり、
「最も愛する友・・・」になり、「心から愛する友へ・・・」を経て「愛するクララ夫人へ・・・」になり、
最後は「愛するクララへ・・・」に、なります。
絶望のクララにとって、この若い14歳年下のブラームスの献身的な支えがなければ、苦悩の歳月に耐えることが出来なかったでしょう。
しかし・・・二人の心の高揚は、シューマンの死をピークに、おき火のように穏やかな愛に変化し、
二人は大きな愛の試練を乗り越え・・・
芸術家同士の稀有の友情を育むことになります。
その後、ブラームスはある大学教授の娘と恋に落ち、婚約までしますが、結局結婚までに至らず、生涯独身でした。
そう、クララこそが、彼の理想の女性像そのものだったのでしょう。
そして、ブラームス63歳、クララが亡くなります。
その日から、生きる屍となったブラームス・・・
クララの死から10ヶ月後・・・3大Bの一人、偉大なブラームス・・・永遠の眠りにつきました。
写真は壮年の頃のブラームス。